CASE STUDY3ヶ月で芽生えた「つくる力」Power Platformで始まる現場主導のDX

現場主導で業務を変える“つくる力”を、3か月で育てる伴走型育成プログラム

業務デジタル化の推進には、現場自身が業務に合わせてアプリを開発・改善できる力が求められています。 本プログラムでは、Power Platformを活用し、現場部門が自らアプリを“つくって改善する”文化を育てながら、 組織としての内製化体制づくりまで一貫して支援しました。

3ヶ月で芽生えた「つくる力」Power Platformで始まる現場主導のDX

お客様のご要望・課題

現場で改善が進まない・何から始めればよいかわからない

Excelやメールに依存した非効率業務が多い一方で、Power Platformは導入済みでも活用が進まず、 現場主導で改善を進めるための基盤が整っていなかった。

自律的な開発・内製化を進めるための学習環境と体制が不足していた

実践的に教わる場や相談相手がなく、ツール学習が個人任せになっていた。 また、セキュリティや運用ルール面でも安心して開発を進められる体制づくりが課題となっていた。

提案のPOINT

  • 伴走型育成プログラム(座学+実践+レビューの3ステップ)の設計で、現場課題をテーマにアプリを開発

  • 中間発表や最終報告に向けたサポート内容を、チームごとにカスタマイズしながら支援可能な体制を構築

導入のご内容・効果

Power Apps / Power Automate / SharePoint Lists / Copilot Studio / AI Builder を中心とした研修および実践開発を実施

本プログラムでは、Power Platformの主要サービス群である Power Apps、Power Automate、 SharePoint Lists、Copilot Studio、AI Builder を体系的に学びながら、実際の業務テーマに沿った アプリ開発を行いました。

Power AppsとSharePoint Listsを連携した業務申請アプリの構築、Power Automateによる自動承認フロー、 Copilot Studioを活用した生成AIチャットボットの導入、AI Builderを用いた文書解析や画像認識など、 実務に直結する開発演習を通じて、参加者がPower Platform全体の連携構造を理解しました。

ツール単体の操作にとどまらず、 「データの持ち方」「権限設計」「自動化と生成AIの設計」 といった実践的スキルが定着し、各部門が自律的にアプリ開発を行える素地を形成しました。

各チームが3か月の実践期間で業務改善アプリを開発・発表できるレベルに到達

本プログラムでは、参加者が実際の自部門課題をテーマに、 アプリ設計・フロー構築・テスト・デモ まで一連の開発を自ら行いました。

最終回の発表会では、AI文書校閲ツール、問い合わせ対応効率化ツールなど、 現場起点のアプリが多数誕生し、参加者全員が 「自ら業務を変える力」 を体感。
ツール習得にとどまらず、「自分たちでつくり、改善する文化」が育ち始めました。

IT部門・情シス部門と連携した内製化推進体制を構築

開発に関する疑問(権限・データ共有・ガバナンス)に対し、IT部門と連携して ルール・ガイドライン整備 を実施。
これにより、現場部門が 「安全に・自律的に改善できる」 内製化体制 が確立しました。
両部門の信頼関係も強まり、今ではルールに沿って現場で改善が自然に進む流れが生まれています。

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